2022年9月23日、金曜ロードショーで映画『竜とそばかすの姫』が放送されます。
数々の名作アニメ映画を手掛けた細田守監督の作品で、ディズニーキャラクターデザインを手掛ける方も一部デザインを提供したということもあり、注目されていましたよね。
そんな『竜とそばかすの姫』ですが、ネット上では『ひどい』といった酷評も多く見受けられるのだとか。
一体、この映画が批判される理由はなぜなのか、その原因についてまとめてみました。
竜とそばかすの姫がひどいと酷評なのはなぜ?
2021年7月16日に公開された細田守監督作品の映画『竜とそばかすの姫』。
綺麗すぎる映像や紅白にも出場することになった圧倒的な劇中歌など、様々なところで話題になった作品ですよね。
主人公・すず(ベル)役で歌っている中の人の詳細はこちら↓

そんな『竜とそばかすの姫』ですが、ネット上では『ひどい』といった酷評も目立つようです。

実際にGoogleで検索すると、『ひどい』や『酷評』についてのキーワードも上がっています。
Amazonのレビューサイトを見ると、2022年9月時点の評価は星5つ中3.8となっていました。

星の評価を見るとつまらないというわけではなさそうですが、普通よりは面白いという感じでしょうか。
一体、映画『竜とそばかすの姫』がひどいと酷評されているのはなぜなのでしょうか?
竜とそばかすの姫が批判される理由3選
今回は、映画『竜とそばかすの姫』が酷評で批判されている理由について、まとめてみました。
理由①ストーリーや脚本
『竜とそばかすの姫』で一番酷評されていたのが、ストーリーや脚本でした。
主にネット上では、
- ご都合主義すぎる
- 現実的にありえない
- やりたいことがごちゃついて見える
- 何を伝えたいのか分からない
といった意見も見られました。
この作品では、主人公のベルのデザインはディズニーキャラクターデザインを手掛けるスタッフが担当しており、劇中でも「美女と野獣」のオマージュ風のシーンが数多く出てきます。
しかし、オマージュしている割には、ベルが「竜」に興味を持ったことも深く掘り下げられていなかったため、唐突に感じる人も多かったのではないでしょうか?
「美女と野獣」の要素を入れつつ、現在社会の闇を取り入れたりととても複雑な脚本になっていたので、一貫性やまとまりのないようにも思えます。
理由②ラスト終盤の展開とオチ
続いて、『竜とそばかすの姫』で批判されているのがラスト終盤の展開やオチの部分でした。
乱暴なことで世界中から批判を浴びていた「竜」本人である恵くんが中学生で虐待されていたことを知った主人公・すず。
このあたりの展開から、疑問を抱くような流れが続きます。
- 恵くんに信用してもらうためにすずが全世界に顔を晒して歌姫ベルの身バレをする
- 虐待されている恵くん・知くんの自宅に一人で向かう(大人は車で駅まで送るのみ)
- 自宅に訪れたすずの顔に怪我をさせるものの一歩も引かないすずに怯える虐待父親
- 恵くんは戦うことを決意
- すずはそのまま地元へ帰宅
虐待という社会的に深い問題を取り扱っているストーリーですが、終盤は終始問題を投げっぱなしに思えるような展開で物語を終えます。
実際に、ネット上でもラストの展開に不満の声が多く上がっていました。
歌で自分を見つける→好き
— 水城提督〜甲甲乙〜 (@Admiral_mizy) August 12, 2022
編曲を手伝う、合唱サークルのマダムたち→好き
溺れた子供助けようと、川に入る→えっ?
身バレ→オイオイオイオイ
虐待された子の家の近所に凸→オイオイオイオイオイオイオイオイ
それを見送る大人たち→オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ
女子高生1人が解決できるような問題でもなさそうですし、重いテーマなのでどうしてもご都合主義に思えてしまうようです。
エンディングにでも、恵くんや知くんのその後を描いていたらまた印象も異なるかもしれませんが、ラストに至るまでの過程はどちらにしろ現実的ではなかったものでしたね。
理由③声優
『竜とそばかすの姫』で批判されている理由には、『声優がひどい』という声もありました。
声優を務めているのは本業ではないタレントさんや歌手の方なので、より素人っぽく聞こえてしまうのでしょうか。
一方で、音楽や映像についての評価は高く評価されていることが多くありました。
ストーリーや脚本は賛否両論になっていますが、このへんは人ぞれぞれの感性によっても異なってくるのかもしれませんね。