戦後最悪の火山災害と言われる2014年に発生した御嶽山噴火。
当時、登山ブームだったこともあり多くの登山客が巻き込まれ、被害者となってしまったことも記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?
辛うじて生存した方の中には、片腕を失った女性もいて再現ドラマでエピソードも放送されています。
この片腕を失いながらも奇跡的に生還した女性ですが、現在はどうされているのでしょうか?
そこで今回は、生存者の片腕を失った女性が誰なのか、また現在の生活がどうなのかについてまとめてみました。
御嶽山噴火の火山災害とは?

2014年に長野県と岐阜県の間に位置する御嶽山(標高3,067メートル)が火山噴火しました。
〒397-0201 長野県木曽郡王滝村
この御嶽山噴火の火山災害は戦後最大と言われており、
登山者58名が亡くなり、行方不明5名
というとても大きな被害者が出てしまったものです。
被害が拡大した理由には、以下のような様々な要因があったと言われていました。
- 当時、登山ブームともあり登山客が多かったこと
- 噴火警戒レベル1の段階で噴火
- 噴火を撮影し逃げ遅れ
- 一般登山者への情報提供不足
- 火山噴火予知連絡会の見解(噴火の前兆判断が非常に困難)
噴火レベルの概要はこちら。
噴火レベルとは:日本において各火山の活動状況に応じて必要な防災対応や警戒範囲を示すものとして気象庁が発表する指標。1〜5までの5段階がある。
特に、犠牲者には噴火の写真を撮影していた人たちも多かったようで、検視した医師は以下のようなコメントを残されています。
噴火4分後の27日11時56分に撮影された記録が残るカメラもあり、医師は「写真を撮らず早く逃げていれば」と語った
引用:wiki
御嶽山噴火の生存者の片腕を失った女性は誰で名前や顔画像は?

数多くの被害者を出した御嶽山噴火ですが、生存者の中には片腕を失ったものの奇跡的に生還した女性がいました!
そして2022年10月8日放送の『報道スクープSP』では、この女性をモデルに再現ドラマも取り上げられていました。
御嶽山噴火の再現ドラマで片腕を失った女性を演じた女優の詳細はこちら↓

この奇跡的に生還された女性とは、一体誰で名前や顔画像は明かされているのでしょうか?
『放送スクープSP』でテレビ初出演されていましたが、名前は『桜井香織(仮名)』さんと言われていました。
桜井香織さんの画像はこちら
顔画像は伏せられており、肉声を使わないことを条件にテレビ出演をされたようです。
桜井香織さんは火山災害当時、火口近くに居合わせ、隕石で片腕(左腕)を失ったそうです。
更に腰と指の骨も折れ満身創痍となった状態だったとのこと。
そして、氷点下の夜を持参した簡易テントとダウンジャケットで乗り越えたようです。
この最低限の準備が生死を分けたとも言われているようですね。
生死を分けたのは何だったのだろうか。「御嶽山は初心者でも気軽に登ることができるだけに、十分な準備をしている方は少なかった。生き残れたのは運もあるが最低限の準備をしていったからだ」と言う。
女性は登山の際、日帰りでも簡易テントは必ず携行し、3千メートル級の山にはダウンジャケットも持っていった。夜になるまで生存していながら周囲で亡くなった登山客は、ダウンジャケットや簡易テントは持っていなかったようだった。生死を分けたのは「その差」と思っている。
引用:産経フォト
御嶽山噴火で片腕を失った女性の現在の生活は?

御嶽山の噴火で片腕を失った女性・桜井香織(仮名)さんですが、現在の生活はどうされているのでしょうか?
2015年の記事は女性の年齢と住居などが明かされていました。
- 年齢:40代
- 住居:東京都内
- 2015年4月から職場復帰
そうすると、現在も東京都内に住まわれているのでしょうか。
また取材に対し、山登りを再開したが火山へは二度と登るつもりはないと明かしていました。
御嶽山噴火から1年。「もし山へ行かれる方は、リスクを考え準備をしてほしい」。最後にそう訴えた。
引用:産経フォト
『報道スクープSP』のインタビューでも桜井香織さんは以下のように語っていました。
本当は奇跡の生還者だなんて紹介されたくないんです
なぜなら噴火の時、私はすぐに逃げなかったから
でも少しの準備と周りの人の助けによって私は生き残ることができました
私の反省と教訓が少しでも皆さんの役に立てばと願っています
災害の傷はなかなか癒えることが難しいと思いますが、桜井香織さんの今後の人生に幸運があることを願いたいですね。