元サッカー日本代表の工藤壮人さん。
2022年10月21日に、32歳の若さで亡くなってしまったことが明らかとなりました。
2022年10月頭に体調不良で医療機関を受診し、検査を受けた結果「水頭症」と診断後に入院していた工藤壮人さん。
「水頭症」といえばどちらかというと子供がなるようなイメージですが、この病気になってしまった原因は何だったのでしょうか?
また、ネット上では死因についてワクチン説も浮上しているようですが、真相はどうなのでしょうか?
そこで今回は、工藤壮人さんの水頭症の原因やワクチン説の噂の真相についてまとめてみました。
工藤壮人の急逝報道

2022年10月21日、元サッカー日本代表選手である工藤壮人さんが急逝したことが分かりました。
「このたび、弊クラブ所属の工藤壮人選手が、10月21日(金)14時50分に逝去いたしました。
ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」
引用:テゲバジャーロ宮崎公式サイト
10月頭から体調不良を訴え、緊急入院していた工藤壮人さん。
工藤壮人さんの容態の変化は以下の通りと報じられています。
- 10月2日に練習時間外に体調不良を訴えていた
- 3日に医療機関を受診、検査を受けた結果、「水頭症」と診断を受け、その後入院
- 11日には手術を受けて療養していたが、容態が悪化
- 17日から集中治療室(ICU)で治療に専念していた
工藤壮人さんはまだ32歳という年齢であまりにも早すぎる訃報に、ファンからも悲しみの声が上がっていました。
工藤壮人の死因がワクチン説はデマ!

緊急入院し容態が悪化していた工藤壮人さん。
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ネット上では、工藤壮人さんの容態が悪化や死因となった原因に、新型コロナウイルス感染症のワクチン説が一部で上がっていました。
しかし、こちらは結論から言うとネット上の憶測によるものでただのデマだと思われます。
年齢が若くして亡くなってしまったことにより、一部の方はワクチン説を唱えていた可能性がありますね。
過去には、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種後にくも膜下出血などが起きたという事例も報告されていることから、水頭症起因のくも膜下出血とワクチンを結びつけた可能性もありますね。
厚生労働省では、ワクチン接種後にくも膜下出血などが起きたという報告を公表しています。
引用:厚生労働省新型コロナワクチンQ&A
ただ、この情報もくも膜下出血の原因がワクチンと言われているわけではなく、ワクチン接種後にくも膜下出血の診断が報告されたという公表です。
そのため、「新型コロナワクチン摂取=くも膜下出血」はいささか短絡的かと思われます。
工藤壮人はなぜ水頭症になった?

工藤壮人さんはなぜ水頭症になったのでしょうか?
水頭症は、小児もしくは成人に見られる疾患で、成人の場合は以下の分類があります。
- 正常圧水頭症:頭蓋内圧が正常範囲の水頭症
- 続発性正常圧水頭症:くも膜下出血や腫瘍、外傷などに続いて発症する
- 特発性正常圧水頭症:原因が特定出来ないもの、高齢者認知症患者の5〜10%に起きるのが特徴
この中で可能性があるものは、頭蓋内圧が正常範囲の水頭症もしくは、くも膜下出血や腫瘍・外傷に起因する水頭症かと思われます。
ヘディングの可能性
ネット上では、工藤壮人さんの水頭症の原因に「ヘディング」の可能性を指摘する声が上がっていました。
確かに、ヘディングによる外傷やくも膜下出血の可能性も考えられそうです。
実際に、海外では子供のヘディングを健康面での影響を考えて禁止する制限が取られている国もあります。
ヘディングをよくするサッカー選手は、脳の白質に外傷性脳損傷に似た変化が認められるほか、思考力や記憶力に障害を来すリスクが高いことが、米アルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)のMichael Lipton氏らの研究により示された。
引用:おおぐちこどもクリニック
水頭症の原因が公表されているわけではないので、実際には分かりません。
あくまで可能性の話なので参考程度にご参照下さい。
改めて、ご冥福をお祈りします。