
宇宙飛行士でひとり親の母と、幼い娘のロケット打ち上げまでの日々を描いたのは、『裸足の季節』の脚本が絶賛されたアリス・ウィンクール監督。自身も幼い子供を持つ彼女が、宇宙飛行士という特殊な環境で働く母親と、その子供との特別な関係に焦点を当て、お互いを想い合うあまりぶつかり合い、愛しさも寂しさも経験し成長していく親子の物語を誕生させた。撮影は欧州宇宙機関(ESA)の協力により、ドイツ、ロシア、カザフスタンの関連施設で敢行。宇宙飛行士の知られざる世界をリアリティあふれる映像でスクリーンに表現した。母サラを演じたのは、実写映画『ダンボ』や、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』で、子供から大人まで世界中の観客を魅了したエヴァ・グリーン。娘のステラは約300人の中からオーディションで選ばれたゼリー・ブーラン・レメル。チームリーダーの宇宙飛行士にマット・ディロン等、欧米の実力派俳優が集結。さらに、音楽は世界で活躍する坂本龍一が担当した。

当然のようにある空気や、身近にいる家族も、決して当たり前ではなく、とても有り難いと。
完璧な宇宙飛行士なんていない。完璧な親も。
周囲に支えられていることに感謝し、子供も大人も葛藤しながら成長していくのだと、
心を照らす星は、案外身近に、当たり前と見過ごしてしまいそうな中にあるのだと、気づかせてくれる映画です。